日帰り白内障手術
白内障手術とは
白内障とは、目の中でレンズの役割をしている水晶体が、濁ってしまう病気です。
白内障の手術は、その濁った水晶体を取り、代わりに人工の水晶体(眼内レンズ)を挿入する手術です。この手術をすることで、見えなくなった視力を取り戻すことができます。
日帰り白内障手術の特徴
- 目だけの局所麻酔でできるため、体への負担が少ない
- 傷口が3mm以下と小さく、感染や出血のリスクも低い
特にご高齢の方は、入院で環境が変わることにより認知症が悪化する場合もあります。
日帰り手術は、患者様の体と心の負担を減らすことができるメリットもあります。
手術が難しい例
- 高血圧で、かつ血圧を薬で安定させることができない方
- 糖尿病で、血糖をコントロールするのが難しい方
当院での対応が難しい場合は、高次医療機関をご紹介しますので一度ご相談ください。
白内障手術の流れ
白内障の症状があるのかを事前に診断し、白内障が原因で視力が落ちている場合には手術を行います。
術前検査(手術の1ヶ月前) | 手術に備えて事前に検査を行います。 血液検査、血圧測定に加え、視力や白内障の進行度合い、まぶたの状態、その他の疾患の有無も確認します。 現在通院中の方はかかりつけ医に連絡をし、手術をしていいかどうかの確認も行います。 |
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手術1週間前 | 本人、ご家族の方に手術の説明をいたします。その時に同意書へサインもしていただきます。 |
手術当日の流れ | 付き添いの方とご一緒にお越しください。 |
診察 | 診察を行い、瞳孔を広げるために点眼をします。 |
手術開始 | 目のみの局所麻酔で行います。手術時間は15分程度です。 |
手術終了後 | 点滴が終わり次第帰宅できます。手術後は眼帯を装着しますが、目をこすったり圧迫したりしないように注意してください。 |
その他、何か気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。
よくあるご質問
- 術後の痛みはありますか
- 傷口のゴロゴロはありますが、大きな痛みはありません。痛み止めも処方しますのでご安心ください。
- 術後はどれくらい安静が必要ですか
- 下記が目安となります。
活動 | 目安 |
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家事(洗濯、掃除など) | 翌日から可能 |
テレビ、読書 | 翌日から可能 |
仕事(事務職) | 2、3日後から可能 |
仕事(肉体労働) | 1ヶ月後から可能 |
車の運転 | 2、3日後から可能ですが、安全のため保護眼鏡の使用をおすすめします。※医師にご相談ください |
軽い運動(散歩、ゲートボールなど) | 1週間後から可能 |
動きの激しい運動(走る、ゴルフなど) | 1、2ヶ月後から可能 |
旅行(日帰り) | 1、2週間後から可能 |
旅行(連泊) | 1ヶ月後から可能 |